UESAWA WORKS/ウエサワ ワークス

世界のレベルを意識しながら、挑戦は続く。生産技術部/小野寺佑斗(2010年入社)

エンジニア達の情熱

INTERVIEW 2

現場の使いやすさを考えることで、精度は高まります。

お客様から届く製品図をもとに、どのような流れで加工していくかを考える工程設計から始まり、治具設計、製品加工、プログラミング、検証、手順書作成まで、設計・プログラミングの一連の流れを担当しています。その際、私が一番大切にしていることは、実際に加工機械を動かす現場のスタッフが分かりやすく、使いやすいプログラムを考えること。直接私が機械を動かして加工を行う訳ではないので、密なコミュニケーションを図り、彼らの本当に望むプログラムを提供できた時は、製品の精度も高く仕上げることができます。

難削材へのチャレンジで、初めて自信を実感。

航空機部品を扱う際には、チタンなどの難削材加工は避けては通れません。しかし難削材の加工技術は、世界的にもまだ確立されていないのが実情で、試行錯誤の連続です。先日、チタン材部品の加工を任されました。まずは通常の方法でプログラミングを行ったのですが、どうしても歪みが出てしまう結果に。そこで自分なりの考えをまとめ、先輩の加工方法を参考にしながら、切削の順番や治具の位置などを変更。考えうるすべてを試した結果、歪みが消え、図面通りに仕上げることができました。自分を試してみたいと思える環境と、最先端の技術に触れられるおかげで、少しずつですが、難削材を加工できる自信がついてきました。

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エキスパートに囲まれながら、最新の技術に触れられる。

加工技術は、素材・形状など種類が実に多彩で、一人前と自覚できるようになるまでには何年もかかり、時には壁にぶつかることもあります。しかし社内には、機械加工のエキスパートが揃っています。教えを請いながら、技術を学び経験を積んでいけることは、私の誇りとなっています。
先輩を目標に取り組んできて、少しは成長できたかなと感じることはありますが、世界レベルで考えると、私の実力はまだまだ。常に世界を見つめながら、少しでも早く目標に近づけるよう、さらに磨きをかけていきたいと思っています。

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